食欲をかき立てるにんにくの香り。特に中華やパスタなど、素材を引き立たせる名脇役としては欠かせません。ごま油やオリーブオイルとの相性はバッチリですね。
ユリ科の二年草で、ネギやニラなどと同属です。人間との付き合いは紀元前と古く、西アジアが原産とされて来ました。食用として頂くのは主に球根と茎(にんにくの芽)の部分。あのドラキュラが嫌うほど、活気あふれる生命の源と言う訳です。
にんにくに含まれるアリシンは、リラックスに作用するビタミンB1の効果を高めると言われています。ビタミンB1の豊富な豚肉や魚類の卵(イクラ、タラコなど)と召し上がるのが最善でしょう。体内に摂り込まれた糖質の分解を促して、疲労回復や体力の向上に大きな役割を果たしてくれるのです。
強力な殺菌力で腸内の有害な菌類を撃退し、活性酸素をも還元して無害化してくれるスグレモノでもありました。血液サラサラ効果も見逃せません。その他にも豊富な種類のミネラルを多量に含んでいて、滋養強壮や精力剤としても幅広く認められて来ました。
最近では、消化器系のがんのリスクを下げる効果を、アメリカの国立がん研究所が公式に認めています。正に健康の為のスーパープレイヤーなのではないでしょうか。
んにくに含まれるアリシンはビタミンB1と結び付く事で、アリチアミンと言う物質に変化します。これと亜鉛とが脳の中枢神経に作用して、ストレスを緩和し、心の不安を和らげて精神状態を安定させてくれるのです。
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